第19回 松井健児さん絵画展開催
   
 
松井さん
12月2日(火)〜7日(日)の6日間、京橋の「ギャラリーくぼた」5Fで、
松井健児さんの
第19回絵画展が開催されました。
 取材 難波由起子さん
  
     

絵画展入口の看板
松井さんは歴史ある美術団体「旺玄会」の会員でもあり、またご自身が受講されていた京都造形芸術大学通信教育部のメンバーを中心に結成した「虹の会」の代表も務めておられています。

 松井さんは52歳で油絵を始められ、53歳の時(在職中)に1回目の個展を開かれたそうですが、その時に20回まで続けようと決心されたそうです。
 ちょうど伺った2日前に86歳の誕生日を迎えられましたが、お話しを伺っている最中も全身からみなぎるパワーに圧倒されました。安定した構図と色彩の美しさに心を引きつけられます。
 お元気な松井さん、一日どのくらい画を描かれるんですか?と伺ったところ、一日長くて8時間ぐらい専念することもあるが、殆どは1時間ぐらい一作品に集中して、また次のことをする方が効率が良いとおっしゃっていました。そんな風にして庭いじりなど別のことをしたり、違う作品を同時進行でなさっているそうです。今は画のほかには、新たに社交ダンス、漆器などにも挑戦されています   

会場の様子
 今回は2年振りの絵画展となりますが、絵画45点と、特別展示として新たな試みのフレスコ画や漆器など3点も含めた48作品が、会場せましと飾られています。2013年は、海外では台湾を始めアドレア海・エーゲ海、南米のインカ旅行に行かれ、また国内では西伊豆や北陸地方を訪れたそうです。特に南米旅行の際に「イグアスの滝」を描いた、大作「大瀑布」(F100号)は目を引きました。   
  
「大瀑布」(F100号)

展示作品のうち、いくつかご紹介します。
       
  ベェニスの大運河                        赤いケトルと青いクロス          ダンス(フレスコ画)

 今回「洋画の流れを追って」というテーマで描かれたいくつかの作品は、その作品からそれぞれの画家を連想させるもので、大変興味深かったです。次回20回目の絵画展を楽しみにしています。 
      了