私の散歩道  

 私の散歩道「神戸 菊水山」♪

関西支部 山口さん  

私の散歩道は菊水山、神戸市北区鈴蘭台の南側にあり、山頂からは神戸の市街地が眺望のできる素晴らしい山です。市街地の後背地にある六甲山系の西寄りにあり、標高は458ⅿ、天気が良ければ明石海峡大橋、淡路島、大阪湾、関西空港、遠くは四国の山並みも見ることができます。

山名の由来は湊川の戦いに敗れた南朝側の武将・楠木正成の「菊水の家紋」にあると言われています。
 
この菊水山は神戸市が後援する「市民山の会」の11の山筋の一つになっており、早朝登山者を含めて毎日160名前後が登っています。自宅から毎日登山の署名所までは2.5キロ、35分の距離にあり、自宅からの標高差は180ⅿ、往復で9,000歩程度になり、適度の運動にはピッタリな歩数でしょうか。鈴蘭台からのコースは主に3ルートあり、谷道、尾根道、管理道路コースに分かれますが、最近は距離は長いものの楽な管理道路コース利用者が増えています。現在の会員数は254名(男女同数)、その内夫婦会員が我々夫婦を含めて26組52名を数えます。会員の平均年齢は76歳強です。(参考までに会への入会金1,000円、年会費は2,000円)

一番の楽しみは四季の変化が楽しめることです。季節に応じて色んな草花が花をつけ、匂いで季節を感じるときもあります。6月に咲くササユリが特に人気です。春の山菜、秋のキノコも採取できます。また、渡り鳥の飛来もあり探鳥グループがカメラを向ける姿も見られます。山菜ではタラノメ、コシアブラ、タケノコ、キノコはシバハリ(アミタケとも)が中心で、帰り道で採取する楽しみがあります。

登り始めて7年目となり、登山記録も2,100回を超え、6年前からは世話役の一人として記録集計係を拝命、日々160名ほどの会員の署名簿をインプットし、月末に集計、印刷、拡大コピーして、翌月1日に掲示板の貼り替え作業をしています。当登山会の売りは登山回数ごとに記録ボードに名前が記載されていることで、会員の大きな励みになっていることです。回数の多い順に並んでおり500回以上が対象です。 
署名所のある東屋

毎月記録集計掲示板

また、世話役の役割として山頂広場の清掃や草刈り、登山道の整備、月一回の登山口から鈴蘭台駅前までの美化活動及び今年は中止となりましたが年一回のBBQ大会の準備があります。

最高記録は15,000回を超える御仁もいて、500回に達すると記念のバッジが市から貰え、以降は1,000回刻みでのバッジ・賞状となります。5,000回に達すると毎年11月上旬に市の施設で表彰式があり、市長から招待状が届きますが、今年はコロナ禍の影響で中止となりました。

累計登山回数記録ボード

また、年間皆勤賞(350回以上)、冬季の耐寒毎日登山賞(30日中27日以上)、夏季毎日登山賞(50日中45日以上)があり、表彰状と記念品が貰えることになっています。私と家内は今期初めて3賞とも受章出来て、健康に感謝しています。今後の目標は80歳までの9年間であと2,900回、累計5,000回を達成し市長表彰を受けることです。

現在、山では「ナラ枯れ現象」が広がってきており、菊水山も登山道周辺だけでも300本以上の大きな被害が出ています。大木、老木に集中し放置すれば強風で倒木の恐れがあり、市の森林整備事務所も対策に頭を痛めているようです。六甲山系は自然林のコナラ、クヌギの木が多く、スギ、ヒノキの植林が少ないので余計心配しています。

神戸の良さは海と山が近くにあり、都会と田舎が共存する珍しい都市であることです。その中でも菊水山の登り口にある鈴蘭台というこの街に戻ってきて11年、今その有難さを痛感している毎日です。
(2020/10/1)

私の散歩道 【知る区ロード】を開拓したい♪
番外編 「椎名町 トキワ荘」

関東支部 竹村さん  

鬱陶しい日が続く中、久々の晴れ間を縫って隣の豊島区に足を伸ばした知る区ロード番外編です。

我が家から徒歩15 分。椎名町に在った《トキワ荘》に寄って来ました。此処は戦後の漫画界をリードした手塚治虫を始め寺田ヒロオ藤子不二雄石ノ森章太郎赤塚不二夫等錚々たるメンバーが起居を共にし漫画創作に励んでいた共同アパートです。

 
 

実際の建物は老朽化の為、昭和57 年には解体撤去されたようですが、地元の方々が町の活性化の一環として、豊島区の協力のもと当時の面影そのままに再現したミュージアムとなっています。

当時解体を知り駆けつけた手塚治虫が、池袋警察署の記者クラブの面々に請われて、取り外された天井板にマジックで描いたリボンの騎士と自画像が陳列されている事に驚きました。

広い階段を登った2 階の共同炊事場は、さっきまで誰かが使用していた。そんな錯覚に落ち入るほどの造りに又々ビックリです。廊下を挟んで両側には四畳半の部屋が並んでおり、レジェンド達の創作の場が再現されています。(写真は石ノ森章太郎のアシスタントをしていた山内ジョージの部屋です)

1階に降りるとそこは多くの単行本や連載雑誌の展示室になっており、創刊号からの月刊紙〈漫画少年〉が所狭しとならんでいました。戦後生まれの私が漫画を手に取った頃の冒険王、少年画報、少年等の月刊雑誌を見つける事は出来ませんでしたが、昔懐かしいイガグリ君、まぼろし探偵、赤胴鈴之助、鉄腕アトム、で育った人達にも是非ともこの《漫画聖地》を訪れて欲しいものです。

現在は3 蜜を避ける為、事前予約での入館になっていますが、若い家族連れやカップルも多く訪れていました。

後日、近所にある赤塚不二夫のフジオプロ事務所ビルの入口正面に飾られている天才バカボンのパパ像に会ってきました。

決め台詞『これでいいのだ!』 

コロナ禍の中、何か元気を貰ったそんな気持ちになれた一週間でした♪(2020/7/26)


「三ッ沢公園」と「岸根公園」♪

関東支部 今岡さん  

私の普段の散策コースは主に「三ッ沢公園」「岸根公園」の二ヶ所で、方角は南北に岐(わか)れるものの、いずれも自宅から20分ほどの道のりにあります。横浜の自宅マンションは国道1号線沿いの尾根の頂き付近にある地勢からして、どちらのコースに出かけるにしても、往路は軽快な足取りで勾配を下るものの、復路は逆に登り勾配となるため、横浜市の敬老バス乗車券の誘惑に負けることもあります。

「三ッ沢公園」へは丘陵の麓を蛇行する「三ッ沢せせらぎ緑道」を経由します。せせらぎに沿った小径の南側には鬱蒼と木々が茂り、近くの国道1号線の喧騒も遠のき、辺りは静けさに満ちています。しばらく歩を進めると「豊顕寺(ぶげんじ)」の門前に当たり、そこからが急な勾配となり、途中何度か立ち止まっては呼吸を整えながら登ります。


 三ッ沢せせらぎ緑道

豊顕寺門前
「三ッ沢公園」はかって神奈川国体のメイン会場となったこともあって各種のスポーツ施設が充実しており、若者がサッカーやテニス、トラック競技や乗馬などに興じているのを眺めながら散策するのが楽しみで、彼らから元気をもらうのもこのコースの散策の目的でもあります。

 三ッ沢公園入口

岸根公園入口
一方、「岸根公園」までの道のりには、途中緩やかな起伏のある畑地が広がっていて、そこからは視界を遮る構築物はなく、横浜駅前やMM21地区の高層ビル群を遠望して歩を進めます。公園では週末ともなれば水遊びに興じたり、ジャングルジムや滑り台ではしゃいだり、ボール遊びで歓声を上げるなど家族連れの憩いの場となります。また、広い芝生広場の周囲はジョッギングコースが巡り、老若男女が思い思いのペースでジョッギングを楽しんでいます。公園内のベンチに居座って緑陰に憩うのが私のルーティンの一つです。

公園敷地は戦後進駐軍に接収され「岸根バラックス(兵舎)」として利用されていましたが、ベトナム戦争時には米軍の病院施設等も建設されて、死傷者が毎日のようにヘリコプターで搬送されたと聞いています。返還されたのは丁度私が横浜に住み着いた1973年で、その後、一帯は改修整備され、今では緑豊かな市民の憩いの場となっています。


 岸根公園芝生広場

岸根公園の水辺

巣ごもりしているせいか、最近は脚力の衰えを感じます。歩み始めている八十路を緩やかな起伏の道のりにすべく、「コロナ」リスクの回避はさることながら、「ロコモ」リスクも下げて、出来るだけ健康寿命を延ばしていきたいと考えています。(2020/6/26)


石神井公園 散歩♪

関東支部 池田さん  

健康維持を目的に、朝食前の散歩を始めて5年程になります。場所は、自宅から徒歩で15分程で行ける石神井公園です。この処、コロナウイルスの影響で、散歩やジョギングをする人々が増えました。朝食前に、ラジオ体操とパックで、多くの年輩者がやって来ます。この公園は都道をまたいで「石神井池」と「三宝寺池」の2ヶ所に分れています。

「石神井池」は、ボート池になっており、周囲に野球場、テニスコート、プール等のスポーツ施設があり、若者が多く来所しています。
「三宝寺池」は、自然のまま静寂の中、多くの花々が季節毎に咲いており、ゆっくり散歩する年輩者向けのコースになっています。

休日は、多くの人が来訪し、混雑していますが、ゆっくりと歩きながら四季折々の草花を見るのも楽しいひとときと思います。(2020/6/11)



私の散歩道 【知る区ロード】を開拓したい♪

関東支部 竹村さん  

地域の交流館で、数年来楽しんでいた太極拳、健康麻雀がコロナ禍により、3蜜状態との事でもう3月も開催されていません。暇を持て余し在宅時間が長くなると、腰や膝が急に痛み出したり、はたまた食が細くなり、ひょっとしたら?と、人間ろくな事を考えませんから、久々に外に飛び出してみました。

私の散歩コースは、急な坂を登り瞬時に負荷を掛ける、御留山公園-相馬坂経由池袋コース。ダラダラと坂を登る神田川小滝橋からの新宿コース。妙正寺川沿いに哲学堂から新井薬師に抜ける平坦コースの3コースをメインにその日の気分で、多少アレンジして歩いています。この写真は池袋コースの途中にある、薬王院、別名東の長谷寺に寄った時の牡丹一輪です。

途中途中の垣根越しに見る他人様の植栽は、素人目にも素晴らしいものが多く、感心させられます。又、今年は中止ですが、この時期ならではの哲学堂公園での梅の収穫は、人数制限がありますが、少額入場料で取り放題。昨年は梅酒と梅シロップを造りました。梅酒は2年目を迎え、心なしか色も味も深みを増したように思えます。

妙正寺川に営巣していたカワセミは、心無いアマチュアカメラマンの所為で、他所に移ってしまいました。残念です。この地に移って25年。恥ずかしながら、退職する迄この地を良く理解していませんでした。これを機会に、精神肉体両面のリフレッシュを兼ねて、
【知る区ロード】を開拓したいものです。(2020/6/11)


駒沢公園の池でカルガモの雛が誕生しました♪

関東支部 佐藤(仁)さん  

   
巣籠生活の中で家の近くのちょっとした出来事の投稿です。

 【駒沢公園の池でカルガモの雛が誕生しました♪】


毎年、連休明け頃に可愛いカルガモの赤ちゃんが誕生します。今年はまだかまだかと池(塔の下の水たまり)をのぞき込み、朝の散歩の人たちが心待ちにしていました。早朝の散歩は良い事ありますね♪(2020/5/27)