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私は、1964年にシェル石油に入社し、2000年に定年退職しました。その間、法務部を皮切りに、審査部、企画部を経て、1975年にリテール販売部で、SS経営チームを担当しました。
当時、約1000のSSの経営の実態を実地に調べ、その問題点や改善点を模索しました。その結論として、SSでの売上げ伝票の作成・顧客への請求書の作成・集金等の事務作業に多大な時間と労力が割かれ、本来の給油や車両サービスがおろそかになっている点の改善が喫緊の課題であることを認識しました。
そこで、IT会社や情報処理会社の協力を得て、シェルPOSシステムを開発し、また、全国に約十か所の指定計算センターを配置しました。この普及等に数年かかりました。1980年には、昭和石油との合併があり、同社SSへの共通システムへの普及に手間取りました。
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さらに、1985年には、顧客の拡大と売上代金の自動的な回収を目指して、情報処理会社の富士通及びカード会社の日本信販と当社が業務提携して、「Xカード」システムを開発しました。ここに添付した、12月15日付社内報の表紙に、この三社の社長が握手している姿が、載っています。
社内には、チャネル情報センターが設置され、小生が、初代の所長として、十数名のスタッフと共に、このシステムの全般的な運用を担当しました。
(2022年9月15日)
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