社友会事務局の部屋にいつも何気なく飾られているこの画を意識したのは、ちょうど一年半少し前の昨年2月末、社友会が台場から丸の内の帝劇ビルへと転居する時でした。幹事の皆さんに手伝って頂きながら社友会の部屋を整理していて、転居先に持っていく物と処分する物とに分別していた時、ふとこの画の後ろに目をやりますと、そこには河内成幸(かわうち
せいこう)という版画家の名前とその画歴を書いた一枚の紙が貼られていました。
その紙も随分色あせて、今では文字を読むのもやっとのことですが、調べてみますと河内成幸という山梨県出身の版画家の作品で、海外でも様々な賞を受賞されている方だということが分かりました。
私が事務局にまいりました時には既にこの画は飾られておりましたので、どのような経緯で社友会の部屋に飾られることになったのか正直よく分かりませんが、画のタイトルが
‘87 FORMULA SHELL GRANDPRIXですので、会社に関係して作られた作品なのかと思いをめぐらせております。
絵の左下には162/180と書かれていることから180枚刷られた内の1枚のようです。版画とは思えないような躍動感溢れるタッチで、以前は部屋の一部として全く気に留めていなかったのですが、今は会社の環境も変わりこの画の中のSHELLマークに以前にも増して目を投じることが増えた気がします。
作品としては大きなものではありませんが、社友会のお部屋にお寄りになる機会がございましたら是非ご覧になってください。
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