三重県桑名市にある六華苑(敷地面積 18,460 m2) は、二代目諸戸清六の邸宅として、大正2年に竣工しました。苑内は、鹿鳴館を設計した英国人ジョサイア・コンドルの設計による木造洋館を中心として、和館とその前庭の池泉回遊式庭園などがあります。
第二次大戦による被害を受け、一時期桑名税務暑の仮庁舎、その他 諸戸家の事務所として使用されていました。
桑名市は、建造物と庭園を自治省の地域つくり推進事業によって修復・整備を行い、平成5年6月より一般公開しています。
和洋の様式が調和した明治、大正初期を代表する建物である洋館・和館は 「旧諸戸家住宅」として、平成9年12月、国の重要文化財(建造物)に指定されました。また、平成13年8月には庭園が「旧諸戸氏庭園」として国の名勝に指定されました。
なお六華苑は、現在放映中のNHK大河ドラマ「いだてん」で、三島弥太郎邸前庭でのパーティの野球シーンに撮影ロケ地として使われました。
六華苑の他の写真も右リンクからご覧ください。      

                  (四日市支部 中村衛さん提供)