「伊勢は津でもつ、津は伊勢でもつ、尾張名古屋は城でもつ」と唄われたように、名古屋を代表する観光スポットといえば、筆頭として挙げられるのが名古屋城でしょう。
慶長14年（1609）、徳川家康が天下統一の最後の布石として建てたのがこの名古屋城で、以来徳川御三家のひとつに数えられる尾張徳川家の居城とされてきた歴史を持っています。
昭和20年5月に起きた名古屋空襲により、建造物のほとんどは灰燼と化しましたが、名古屋城の天守閣は昭和34年に蘇ります。金の鯱をいただいた五層の大天守閣と小天守閣が再建され、往時をしのばせる威厳を取り戻しました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　（中部支部　田中　清彦さん提供）