三富さん

コロナ禍でステイホームが1年以上続いています。さすが、ストレスが溜まりますので、感染防止に気を付けながら少しずつ活動している今日この頃です。
2年前から通い始めた剪定教室はなかなか上達しません。剪定は引き算の考えですので、場合によっては元に戻らないこともあるようで難しい。近所をウオーキングすると人の庭の剪定が気になりますが、自分の小さな庭は失敗の連続です。
日本庭園は奥の深い世界で、3月下旬の桜が満開の頃、剪定教室の「鎌倉の庭の見方(庭の勉強会)」にコロナは怖いけど、恐る恐る参加してきました。幸い、訪ねたお寺は人もほとんどいなく、ゆっくりと春の庭を鑑賞することができました。

英勝寺の桜
鎌倉唯一の尼寺でよく手入れが行き届いている日本庭園と四季折々の花が楽しむことができます。裏山の竹林も手が入っており(古い竹は切り落とす)節目が新しい若竹が見事です。

「英勝寺仏殿と春の庭園」
 

「仏殿と桜」

「英勝寺の竹林」
   

海蔵寺の日本庭園
鎌倉の扇ガ谷(おうぎがやつ)にある臨済宗(鎌倉のお寺は臨済宗が多い)の日本庭園が美しい名刹です。本堂の背後にある庭園は裏山の自然と一体となった禅宗の庭で一見の価値があります。
丁度、萱葺二階建ての庫裡(くり:1785年建立)の屋根の葺き替え中で海堂(カイドウ)の桃色の花との写真をご覧ください。
「海蔵寺の春の庭園」
 
 「海蔵寺の庫裡の萱葺屋根の葺き替えと海堂の花」
 

鎌倉彫 後藤家の庭
鎌倉彫は後藤家と三橋家があり、両家の庭は道路から拝見することができます。日本庭園の一要素に「竹垣」がありますが、どちらの庭の竹垣も竹の配置、シュロ縄の結び方は伝統に沿った美しいもので思わず見とれてしまいます。
「鎌倉彫 後藤家の庭(竹垣)」
 
 2021.4.15掲載