俳句部 活動報告 | |
報告 佐野さん |
鎌倉虚子立子記念館にて 前列左2人目:星野椿先生(玉藻名誉主宰)、3人目:松田美子先生(春潮主宰) |
秋の陽ざしが一杯の10月15日に古都鎌倉の長谷周辺の古寺、古刹を巡り1年半ぶりの俳句吟行をおこないました。 朝方のJRのトラブルにより1名が直接句会場となり、総勢6名で吟行となりました。コースは比較的観光客の少ないと思われる場所を選定し鎌倉駅より江ノ電で極楽寺駅下車にて極楽寺→極楽寺切り通し→御霊神社→光則寺と秋晴れの古刹を巡り昼食後は美子先生の待つ「虚子・立子記念館」にて1名が合流し7名での句会でした。 今回の吟行も即興で7句作という苦しい中での句会でしたが、句会後の講評では皆さん活気溢れる素敵な句が揃いましたと安堵の言葉を頂きました。 その後の歓談には句会の大御所である星野椿先生も加わるなど貴重な俳句吟行の1日でありました。 |
「美子先生秀句」 ・山門の野菊の花の白さかな ・参道に零るる萩や小蝶舞ふ ・八千草や山ふところの句会場 ・崩るるも地蔵と和む彼岸花 ・茅葺の山門覆ふ萩の花 ・池の端に影を落として薄紅葉 ・江ノ電に沿ひたる道や萩揺るる |
はじめ(永井) 文彦(松戸) 園生(直井) 隆一(猪俣) 広彌(三富) 明 (安永) 豊 (佐野) |
「投句者」 ・落日に芒は銀の色放つ ・タンス開け気持ちもいつか冬支度 |
川司(川上) 利夫(林) |
◎ 松田 美子先生句 さざ波の輝きとなり水澄むめる 親しめる句宿の庭面秋深む |
吟行風景 鎌倉極楽寺 |
鎌倉虚子立子記念館 |
2024年11月15日掲載 |