岐阜県白川村荻町合掌集落

白川郷は江戸時代になると養蚕業が盛んになるにつれて大家族制度となり、一家族で40人~50人が一緒に生活するための住居が必要となり大型化した。

写真は「白川郷と五箇山にある合掌造り集落群」として1995年にユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録された荻町の合掌造り家屋集落で、国内では6件目の世界遺産となった。

荻町集落は概ね江戸時代末期から明治時代の末期に建てられた。その後、改築されたり、合掌造りでない住居群も加わり今日に至っている。

住居は伝統的な集落の景観に調和し、南北に向けて整然と建てられている。家屋ごとの塀がないことにも特色があり、独特な集落景観を成している。


(提供:中部支部)