天正19年(1591年)、徳川家康公が葛西大崎一揆の視察を終えて帰途のおり、この地で休息され、御祭神ゆかりの地として鎮座地に選ばれました。
二代藩主伊達忠宗公は東照大権現(徳川家康公)を伊達家の守護神としてお祀りするため、東照宮を承応3年(1654年)に造営しました。造営には総人数83万5000人、総工費は小判2万2400両を要しました。
諸国に良材を求め、当時としては大変珍しい七宝金具を使用した精巧な錺(カザリ)金具や金箔押しの彫刻で社殿を装飾し、屋根には銅瓦葺きを採用する等、仙台藩総力を挙げての大事業であり、伊達文化の粋を結集したものでした。
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