宮城県が復興のシンボルとして進めて来た気仙沼の離島・大島と本土を結ぶ長さ356mの「気仙沼大島大橋」の中央径間の架設作業が完了しました。
 
大島は人口3千人の東北で最大の有人離島で、島外への交通手段は船舶しか無い生活が続いていましたが、東日本大震災のとき島民が長期間孤立したことから橋の必要性が再認識され、国の復興支援を受けて大橋架橋事業が進められています。 


全国でも珍しい大型のアーチ橋でアーチ支間長297mは東日本で1番、全国でも愛媛の大三島橋と並び3番目の長さを誇ります。アーチ型の中央径間は市内のいたるところから望められ、希望の象徴として気仙沼湾の新たなランドマークとなっています。


全体完成は平成30年度中と待たれますが、まさに復興のシンボルの下を地元のシェルマークの重油船が通り抜ける様は、地域貢献の一翼を担っていると感じさせる
1枚です。                            
 
なお、撮影には、株式会社気仙沼商会菅野修さんのご協力をいただきました。
 (東北支部・喜多見 知子さん提供)