新潟市北区の福島潟で、絶滅危惧種に指定されている水生植物「オニバス」の花。オニバス(スイレン科)は全国約70か所で生息する希少な植物で、福島潟は日本における自生の北限にあたります。直径約2メートル の巨大な葉の上に、毎年高さ約10センチの紫色の花を咲かせます。
なお、福島潟は新潟市の東方に位置する湖沼で、オニバス以外にもオオヒシクイ(カモ科)等数多くの貴重な動植物が生息する全国でも有数の豊かな自然の宝庫で、「日本の自然百選」にも選ばれています。
                  (新潟支部・渡辺良也さん提供)