三重県四日市市にある海山道神社(みやまどじんじゃ)は、正式には洲崎濱宮神明神社と言い、海でも山でも道を切り開いて開運を運んでくれる お稲荷様を祀ります。その歴史は古く、創建は、西暦876年と言われています。
入り口石柱右面に「きのうたち きようたち見れば日長なる 須崎に見ゆる森のひとむら」と西行法師(1118年~1190年)の和歌が刻まれています。日長→日永とすれば、須崎→洲崎の森は、海山道神社ではないかと思われます。四日市市史の絵地図に記されています。
現在の行事で海山道節分まつり、きつねの嫁入り行事が有名で、にわか夫婦の男女がきつねの面をかぶり、嫁入り姿で豆まきするのが有名です。

                  
(四日市支部 中村衛さん提供)