唐津市の西にイカ料理で有名な呼子がある。「聖地」です。呼子の朝市としても有名。港からは船底が透明なガラスになっている遊覧船(クジラ型のジ―ラ)が出ます。この地は往時クジラ漁の本場でした。クジラのお墓も残っています。玄海国定公園の「七ツ釜」行きの遊覧船も出ます。

写真は遊覧船が一番大きな穴に接近した時、舳先の上で撮影したもの。溶岩が海中に流れ込み、急冷却されたため「柱状摂理」が生れました。岩石としては「玄武岩」になります。海岸の岸壁は30~40米位の高さです。むかしは海水面が高かったのか、その後海岸が隆起したのか、そのいづれかでしょう。

大昔、阿蘇山は標高1万米(富士山の3倍)を誇ったそうです。一度吹くと、北部九州の全域が大火砕流に見舞われたそうです。この玄武岩が阿蘇山から流れてきた溶岩の痕跡だとしたら、なんとかこうとか「それはありかも」と思いえてしまいます。
 (九州支部・小脇 宏さん提供)