札幌大通公園は、札幌テレビ塔を起点として大通西1丁目から西12丁目の1.5kmにわたるオフィス街のオアシスです。

生立ちは、明治初期に札幌の街を碁盤の目につくる際、南北に分ける防火線としてつくられた道路で、その後一世紀をかけ市民の花壇の寄付等もあり、徐々に公園として整備されてきたものです。

桜が終わり、札幌に初夏の訪れを告げる「ライラック」が咲き誇る頃、冬の眠りから覚めたように花木が一斉に咲き誇ります。この時期は、半年が冬の北国にとり待ちわびた、もっとも素敵な季節です。また、この公園では、四季折々のイベントが催され、冬の「雪まつり」、春の「ライラックまつり」、夏の「YOSAKOIソーランまつり」、「ビアガーデン」、秋の食の祭典「オータムフェスト」などが主なものです。

大きな空の下に新緑の木々が美しく映え、多くの子供づれの市民がゆったりとすごす憩の公園です。

 (北海道支部・伊場 正能さん提供)